REPORTS

レポート

2024年3月26日 U-FINO

オープンマインドを醸成する対話型イノベーションの場
イノベーションラヂヲ#8
「私たちはコミュニケーションに何を望むのか」、新しい教育の観点とイノベーション

 2024年3月13日に、グランフロント大阪ナレッジキャピタル ザ・ラボ カフェラボにてイノベーションラヂヲ#8、『「私たちはコミュニケーションに何を望むのか」、新しい教育の観点とイノベーション』を開催いたしました。イノベーションラヂヲは、イノベーションやテック分野の最前線で取り組む方々と、ラジオ感覚でインタラクティブにコミュニケーションをとりながら、参加される“リスナー”の皆さんのオープンマインドを醸成する対話型イノベーションの場です。
 本イベントは、うめきた未来イノベーション機構(U-FINO)が目指す、さまざまな属性の方がフラットに共創し、ともに作り上げていく”withイノベーション”実現の場とし、ラジオ番組のような雰囲気でゲストとリスナーが対話・交流を行います。第8回となる今回は、関西学院大学 工学部の教授で、人と人、人工物とのかかわりをデザインするヒューマンインタフェースについて研究されており、その中でもコミュニケーション支援、視線によるインタラクションなどの研究開発の最新の成果である「視るトレ」の社会への本格的な普及展開を目指されている山本倫也氏にゲストとしてお越しいただき、研究内容や、現在の課題感などついてお聞きしながら、現代人が求めるコミュニケーションや今後の教育の在り方についてリスナーの皆さんと考えていきました。

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山本さんの研究内容やコミュニケーションに関すること、「視るトレ」でどんなことが改善できるのか?等について多数質問が寄せられていました。

 当日は、ゲスト・山本さんとパーソナリティ・田名部真理さんの掛け合いで進められ、最初に山本さんが研究者に進まれたきっかけや、人が情報を取り込むときは9割が視覚からと言われており、言葉がなくても身振りや目線等によって人の感情はなんとなくでも伝わるなど、研究内容であるコミュニケーションについて説明いただきました。その後、研究開発の成果である「視るトレ」の具体的な内容や、正しい目の使い方ができていない子どもが多い昨今における実装事例、今後の教育においての重要性など、リスナーにとって参考になる内容を多くお話しいただき、カジュアルな雰囲気で番組が進みました。リスナーからはラヂヲネーム付きで多数の質問が寄せられ、ゲスト・森田さんとの双方向の対話が実現されました。番組終了後には、交流の場が設けられ、ゲストとリスナー、リスナー同士などが活発に交流する様子が見られました。

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仕事帰りに立ち寄ってみたオフィスワーカーの方から、普段からイノベーション活動に参加されている方まで多様なリスナーに参加いただき、活発に交流いただきました。

 U-FINOは引き続き、異なるバックグラウンドを有する多様な関係者が共創によりイノベーションを起こすためのオープンな対話を促進します。フラットな対話を通じて、地域を舞台にイノベーションを起こすための、目的の共創や仲間づくりを行う場づくりをすすめます。

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