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レポート

2024年8月19日 U-FINO

関西における官民連携した社会課題解決を目的に、「X KANSAI SOCIAL INNOVATION ACCERARATOR PROGRAM ~ Kick off Event ~ 関西の自治体と企業による社会課題解決の進め方」を開催

 2024年7 月24 日(水)に「X KANSAI SOCIAL INNOVATION ACCERARATOR PROGRAM  ~ Kick off Event ~ 関西の自治体と企業による社会課題解決の進め方」をグランフロント大阪のナレッジサロン会議室で会場とオンラインの同時配信で開催しました。

 今回、新しく開始したこのプログラムでは、一般社団法人うめきた未来イノベーション機構(U-FINO)が、京阪神の有志による活動 X KANSAI(クロス関西)と連携して、社会課題解決に取り組む関西の自治体・国機関とスタートアップ・事業会社をピッチイベントでつなぎ、関西発で、官民がコレクティブ(集合的)に課題解決に取り組むためのエコシステム形成を目的に開催しています。
 当日のキックオフイベントでは、官民が連携して社会課題解決に取り組む重要性や今後のプログラムの進め方などをご紹介しました。

 コンテンツ①では、「関西の自治体における民間企業と共創して社会課題解決に取り組んだ成功事例紹介」と題して、実際の取組事例を紹介していただきました。環境省が提唱する「地域循環共生圏」の考え方に基づく新たな脱炭素社会モデル「ソーシャルクレジット」の構築の取り組みについて、きっかけをつくられた、環境省近畿地方環境事務所環境対策課長兼地域脱炭素創生室長の福嶋さん、「脱炭素社会実現に向けた地域循環共生に関する連携協定」を締結された、伊丹市総合政策室グリーン戦略室の齊藤さん、ソーシャルエックスの藤井さんにご登壇いただきました。

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兵庫県伊丹市、大阪府阪南市、島根県飯南町という異なる環境の自治体が連携することで、それぞれの自治体の特徴を生かしつつ、民間企業とともに社会課題解決につなげていく仕組みの構築に至った進め方などについてお話いただきました。

 コンテンツ②では、一般財団法人社会変革推進財団インパクト・エコノミー・ラボ インパクト・カタリストの川端元維さんにご登壇いただき、「システムチェンジがつくる未来:多様な主体が協力し、街や暮らしの課題を本質的・構造的に解決するには」と題して、社会課題を大きく3つに分類し、その中でも非線形で複数の主体が関わり解決が困難な「複雑な課題」を解決するためには、官民が連携してシステムチェンジをはじめることが重要であるといったお話をいただきました。

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データや実例を交えた、分かりやすいお話に多くの参加者が聞き入っていました。

 コンテンツ③では、今回開催する、X KANSAIのプログラムについて、ソーシャルエックスの藤井さんから紹介していただきました。

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プログラムを開始するきっかけの課題感や次回以降のプログラムの流れを説明していただきました。

 コンテンツ③終了後には、会場参加者限定でしたが、名刺交換会を開催し、会場参加者同士で活発に交流していただきました。
 本プログラムでは、引き続き、「9/13 & 9/25 行政課題・社会課題の構造化ワークショップ ~X KANSAI 官民共創ソーシャルイノベーション・プログラム~」の開催を予定しています。
 9月のプログラムでは、自治体や国機関など行政の方に3つのテーマに分かれて参加していただき、課題の構造化を図ります。
 引き続き、U-FINOでは、多様な方と連携しながら、関西でのイノベーション創出につながる取組を進めます。

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