REPORTS
レポート
2024年10月28日
「Ecosystem Link#14 presented by It's Sta.」を開催いたしました。
2024年10月22日に、グラングリーン大阪 北館 JAM BASE CONFERENCEにてEcosystem Link#14を開催いたしました。Ecosystem Linkでは、スタートアップ、事業会社の新規事業/オープンイノベーション担当者、金融機関、士業、行政、支援機関など、イノベーションに挑戦する方々が集い、情報や技術・知識等を共有し、自ら発信していくコミュニティであるIt's Sta.(Innovators & Trailblazers Synergy Station)のコンテンツの一つとして、スタートアップ・エコシステムに関するセッションと注目のスタートアップのピッチを行っています。
Ecosystem Linkはグラングリーン大阪の先行まちびらきに伴い中核機能施設「JAM BASE」にて毎月第2、第4火曜日に定例開催し、複数コンテンツを組み合わせたGathering Dayとすることで、U-FINOが目指す多様な属性のプレイヤーが集う、"ごちゃまぜ"を実現いたします。
Session1「大企業が地方創生事業で成功するポイント~吉本住みます芸人が地方で行う事業開発とは~」と題して、GOB株式会社と吉本興業による取り組みをもとに、大企業が地域に根ざした事業をどのように展開していくかについて考えるセッションを行いました。現場で活動する芸人のリアルな声や、地域との信頼関係を築くプロセスが共有され、参加者の関心を集めました。続くSession2「地域活性に取り組むスタートアップによるピッチ」では、観光や空き家活用、人材育成など、地域課題の解決に挑むスタートアップが登壇し、会場には共創の新たな可能性を感じる空気が広がりました。
Session1では、吉本興業ホールディングス株式会社 代表取締役副社長の泉正隆氏と、GOB株式会社 取締役ファウンダーの山口高弘氏をお招きし、地方における事業創出や大企業との連携について議論が交わされました。日本全体が直面する超高齢化や人口減少といった課題が、より深刻に現れる地方において、地域産業の活性化は喫緊のテーマとなっています。泉氏からは、「住みます芸人」を通じた地域との信頼関係の築き方や、地域に根差した取り組みの意義について、具体的なエピソードを交えてご紹介いただきました。山口氏からは、地方での起業や新規事業創出に伴走する立場から、地域に眠る可能性をいかに掘り起こし、価値ある事業へと育てていくかという視点が語られ、地方×事業×大企業のリアルな現場の知見が詰まったセッションとなりました。
Session2では、地域活性に取り組むスタートアップによるピッチを実施いたしました。ピッチのコメンテーターとして、株式会社ジャフコ 西日本支社長 パートナーの高原 瑞紀 氏と京都キャピタルパートナーズ株式会社 ベンチャー投資部 部長代理の村田 義樹 氏に参加いただき、登壇スタートアップ企業へ温かいフィードバックのコメントをいただきました。
U-FINOは引き続き、異なるバックグラウンドを有する多様な関係者が共創によりイノベーションを起こすためのオープンな対話を促進します。フラットな対話を通じて、地域を舞台にイノベーションを起こすための、目的の共創や仲間づくりを行う場づくりをすすめます。