REPORTS

レポート

2024年11月18日

「Fukuoka DEEPTECH NIGHT in Umekita(Ecosystem Link#15 presented by It's Sta. )」を開催いたしました。

 2024年11月12日に、グラングリーン大阪 北館 JAM BASE CONFERENCEにて、EcosystemLink#15として、Fukuoka DEEPTECH NIGHT in Umekitaを開催いたしました。Ecosystem Linkでは、スタートアップ、事業会社の新規事業/オープンイノベーション担当者、金融機関、士業、行政、支援機関など、イノベーションに挑戦する方々が集い、情報や技術・知識等を共有し、自ら発信していくコミュニティであるIt's Sta.(Innovators & Trailblazers Synergy Station)のコンテンツの一つとして、スタートアップ・エコシステムに関するセッションと注目のスタートアップのピッチを行っています。

 Ecosystem Linkはグラングリーン大阪の先行まちびらきに伴い中核機能施設「JAM BASE」にて毎月第2、第4火曜日に定例開催し、複数コンテンツを組み合わせたGathering Dayとすることで、U-FINOが目指す多様な属性のプレイヤーが集う、"ごちゃまぜ"を実現いたします。

 今回のEcosystem Link #15では、株式会社日本政策金融公庫との共催により「Fukuoka DEEPTECH Night in Umekita」を開催し、福岡と大阪・関西という2つのエリアが交差する特別な夜となりました。Panel Sessionでは、福岡のスタートアップ支援拠点・Fukuoka Growth Nextのご担当者を迎え、地域で活躍するディープテック・スタートアップの成長を支える支援のあり方や、グローバルで通用するスタートアップの条件について活発なクロストークが展開されました。続くPitch Sessionでは、福岡・大阪・関西を代表するディープテック・スタートアップが登壇し、それぞれの技術やビジネスの魅力を熱量たっぷりに発信。地域から世界に挑戦するスタートアップの今を間近で感じられる、熱気にあふれたイベントとなりました。

画像

 今回のパネルセッションでは、Fukuoka Growth Nextの運営委員会事務局員であり、さくらインターネット株式会社 社長室イノベーション共創グループ リーダーを務める香月啓佑氏、九大OIP株式会社 ベンチャーサポートグループ コーディネーターの仕田原和也氏、そして大阪ヒートクール株式会社 取締役であり大阪公立大学 特任研究員の吉國聖乃氏をお招きし、「世界に通用するスタートアップをどう生み出すか」をテーマに、地域の視点を掛け合わせたクロストークを行いました。注目が高まるディープテック・スタートアップにフォーカスし、福岡・大阪それぞれのエコシステムにおける支援の取り組みや、大学・研究機関発の技術が事業化されるプロセス、そしてグローバル市場への挑戦を支えるために求められる要素について、多角的な視点で議論が展開されました。各登壇者の実践的な知見や経験を通じて、地域から世界へと羽ばたくスタートアップを育てるためのヒントが多く共有されたセッションとなりました。

画像

Panel Session「福岡×大阪・関西クロストーク~エリアを超えてグローバルに通用するディープテック・スタートアップを生み出すには~」のトークセッションの様子。
トークセッションの様子。時間不足になるほどトークが盛り上がりました。
福岡や関西の関係者が大集合。100名以上の方が参加しました。
トーク後はネットワーキングタイム。話が尽きない様子で、会場は熱気に包まれていました。

 Pitch Sessionでは、福岡エリアと代表するディープテック・スタートアップと、大阪・関西エリアを代表するディープテック・スタートアップが登壇しました。Panel Session登壇者がコメンテーターとして参加し、登壇スタートアップへフィードバックコメントを送りました。

画像

2018年株式会社アステム入社、小栗現CTOのマイクロサージャリー支援ロボット開発プロジェクトに参画し、2021年3月に事業化を目指して小栗氏と共に設立したF.MED株式会社 代表取締役・CEO 下村 景太 氏による事業プレゼンの様子。
医師として15年間勤務、その間大阪大学大学院医学系研究科内分泌代謝内科学にてPh.D.を取得。2022年9月に大阪大学微生物研究所の高倉伸幸教授の発見された血管特有の幹細胞「血管内皮幹細胞」の創薬化を目指し設立したリバスキュラーバイオ株式会社 代表取締役CEOの大森 一生 氏による事業プレゼンの様子。
大学での研究成果を社会実装するべく、大学発AIスタートアップである株式会社aiESGのデータサイエンティストとして創業初期より関わり、実務とアカデミアの融合を目指し日々活動している株式会社aiESG プリンシパル 篠原 宣道 氏による事業プレゼンの様子。
磯焼けの環境問題を解決するための社会実装に取り組む。2024年2月のオーシャンリペア株式会社設立に伴い、現職。ビジネスと社会課題解決、研究の3本柱を軸に磯焼け解決に挑戦するオーシャンリペア株式会社 取締役副社長 CSOの戸田 耕介 氏による事業プレゼンの様子。
JSTの⼤学発新産業創出拠点プロジェクトに採択されたことをきっかけに、量子科学技術研究開発機構発第1号ベンチャーとして2017年に当社設立。針の要らない非侵襲血糖値センサーの開発に取り組むライトタッチテクノロジー株式会社 代表取締役の山川 考一 氏による事業プレゼンの様子。
Panel Session登壇者によるスタートアップピッチへのコメントの様子。

 U-FINOは引き続き、異なるバックグラウンドを有する多様な関係者が共創によりイノベーションを起こすためのオープンな対話を促進します。フラットな対話を通じて、地域を舞台にイノベーションを起こすための、目的の共創や仲間づくりを行う場づくりをすすめます。

  1. HOME
  2. EVENT
  3. EVENT REPORT一覧
  4. Fukuoka DEEPTECH NIGHT in Umekita(Ecosystem Link#15 presented by It's Sta. )