REPORTS
レポート
2024年12月10日
「Ecosystem Link#17 presented by It's Sta.」を開催いたしました。
2024年12月10日に、グラングリーン大阪 北館 JAM BASEにて「Ecosystem Link#17」を開催いたしました。Ecosystem Linkでは、スタートアップ、事業会社の新規事業/オープンイノベーション担当者、金融機関、士業、行政、支援機関など、イノベーションに挑戦する方々が集い、情報や技術・知識等を共有し、自ら発信していくコミュニティであるIt's Sta.(Innovators & Trailblazers Synergy Station)のコンテンツの一つとして、スタートアップ・エコシステムに関するセッションと注目のスタートアップのピッチを行っています。
Ecosystem Linkはグラングリーン大阪の先行まちびらきに伴い中核機能施設「JAM BASE」にて毎月第2、第4火曜日に定例開催し、複数コンテンツを組み合わせたGathering Dayとすることで、U-FINOが目指す多様な属性のプレイヤーが集う、"ごちゃまぜ"を実現いたします。
Session1では「松尾研エコシステムの秘密に迫る~次々とスタートアップが生まれ、グロースする仕組みとは?~」と題して、株式会社松尾研究所インキュベーションチームの鈴木 麻友 氏と株式会社EQUES 代表取締役 CEO岸 尚希 氏をお招きし、東京大学 松尾・岩澤研究室を母体とする松尾研究所の支援体制に迫るセッションをしていただきました。研究室から生まれたスタートアップをどのように支援・育成し、社会実装に導いているかが具体的に紹介されました。岸氏からは、EQUES創業に至るまでの経緯や大学発技術の社会実装の苦労とやりがいが語られました。
Session2では、坂本 匠 氏(JICベンチャー・グロース・インベストメンツ)、石井 達也 氏(東芝テック CVC室)、田村 満 氏(東京証券取引所/大阪取引所)らをお招きし、「ディープテックスタートアップの超成長のためにエコシステムに必要な革新とは?~脱・"プニコーン(punycorn)"!~」と題し、ディープテックのスタートアップがグローバルに通用する企業へ成長するには何が必要かを、多角的視点から議論。「プニコーン(punycorn)」という批判的な視点からスタートし、M&Aの活性化、セカンダリーファンドの活用といった具体的なスケーリング施策が議論されました。
Session3では、医療・環境・バイオ分野を中心とした大学発ディープテックスタートアップによるピッチを実施。各社の技術的優位性と市場の課題に対するアプローチが熱量をもって語られ、参加者からの関心も高く、交流会で活発な意見交換がなされました。
U-FINOは引き続き、異なるバックグラウンドを有する多様な関係者が共創によりイノベーションを起こすためのオープンな対話を促進します。フラットな対話を通じて、地域を舞台にイノベーションを起こすための、目的の共創や仲間づくりを行う場づくりをすすめます。