REPORTS
レポート
2025年3月19日
オープンマインドを醸成する対話型イノベーションの場
イノベーションラヂヲ#20
「ホスピタリティの力」、ユーザ目線を軽やかに取り入れたイノベーション
2025年3月19日に、グラングリーン大阪北館JAM BASE Syn-SALONにてイノベーションラヂヲ#19、「ホスピタリティの力」、ユーザ目線を軽やかに取り入れたイノベーションを開催いたしました。
イノベーションラヂヲは、様々な分野の最前線で取り組む方々と、ラジオ感覚でインタラクティブにコミュニケーションをとりながら、参加される"リスナー"の皆さんのオープンマインドを醸成する対話型イノベーションの場です。
本イベントは、うめきた未来イノベーション機構(U-FINO)が目指す、さまざまな属性の方がフラットに共創し、ともに作り上げていく"withイノベーション"実現の場とし、ラジオ番組のような雰囲気でゲストとリスナーが対話・交流を行います。
第20回となる今回は、株式会社志摩スペイン村 パーク営業部長/テーマパーク副支配人の坂本 浩之さんをゲストに迎えて実施しました。
昨年(2024年)で開園30周年を迎えた志摩スペイン村のこれまでの歩みや、近年SNSを通じて注目される中での工夫や挑戦について語りました。あえて来園者の少なさを強調するネガティブキャンペーンや、インスタ映えしやすく、パレードでファンサービスがもらえるというリアルな魅力を発信し、新たなファンの獲得につなげ、独自の世界観やサービスを守り続ける姿勢に、参加者からは多くの共感と質問が寄せられました。
また、長年にわたり広報業務や大阪・関西万博に向けた取り組みに携わってきた経験から、「共創」の本質や、ファンとの信頼関係の重要性についての話も印象的でした。さらに坂本副支配人自身が正体を明かさずヘビーユーザーの声を直接聴く取り組みも紹介。スペイン村ならではのおもてなしと笑顔を大切にし、「広報は相手目線で共感をつくること」とお話しくださいました。
U-FINOは引き続き、異なるバックグラウンドを有する多様な関係者が共創によりイノベーションを起こすためのオープンな対話を促進します。フラットな対話を通じて、地域を舞台にイノベーションを起こすための、目的の共創や仲間づくりを行う場づくりをすすめます。