REPORTS
レポート
2025年8月14日
官民共創により社会課題解決をめざす「XKANSAI ソーシャルイノベーション・プログラム(第2期)」
「行政課題・社会課題の構造化ワークショップ」を開催
社会課題解決(社会的インパクト創出)とイノベーション(新産業・新事業創出)の両立をめざす取り組みを進めるU-FINO(一般社団法人うめきた未来イノベーション機構)では、関西圏の企業、自治体・官公庁、金融機関、教育機関などが一体的に、そしてコレクティブ(集合的)に社会課題解決(社会的インパクト創出)に取り組む「XKANSAIソーシャルイノベーション・プログラム(第2期)」を実施しています。
2025年7月4日(金)、7月25日(金)の2日間に渡って、関西の行政機関・自治体職員の皆様にご参加いただき、本プログラムで解決をめざす3つの社会課題「脱炭素・ごみゼロ」「健康・ヘルスケア」「安心・安全なまちづくり」をテーマに、「行政課題・社会課題の構造化ワークショップ」をグラングリーン大阪北館JAM BASE7階のカンファレンスルームで開催しました。
【ワークショップ1日目(2025年7月4日(金))】
ワークショップ1日目は、有限会社チェンジ・エージェント コンサルタントの板橋 唯蕗さんから、システム思考に関するご講義をいただいた後、上記3つの課題ごとに分かれて、構造化マップを作成してきました。
講義で学んだ内容を踏まえ、各課題に影響を与える要素について活発に意見を交わしながら、課題構造マップを作成していきました。
【ワークショップ2日目(2025年7月25日(金))】
ワークショップ2日目は、1日目に作成した課題構造マップに対して追記・修正等を行った後に、「レバレッジポイント」(システムの中で、少ないリソースでより大きく持続的な成果をもたらす介入ポイント)の設定を行いました。
レバレッジポイントの設定にあたっては、作業のポイントの解説を挟みつつ、グラフィッカーの奥野 美里さん、永阪 佳世さん、金子 由季さんのグラフィックレコーディングによって、参加者の皆様の議論を可視化していきました。
レバレッジポイントの可視化(グラフィックレコーディング)
引き続き、本プログラムでは、各課題の「レバレッジポイント」に対して、民間企業の皆様から解決策(事業提案)の公募を予定しています(公募期間:2025年10月上旬~2025年11月中旬予定。公募期間中に、公募説明会兼自治体の皆様による課題ピッチも予定しています)。
今後もU-FINOでは、関西圏の自治体や民間事業者を含む多様な主体が、一体的かつコレクティブ(集合的)に社会課題の解決に取り組む環境づくりをめざして、事業を推進してまいります。