REPORTS
レポート
2025年8月26日
「Ecosystem Link#33 presented by It's Sta.」を開催いたしました。
2025年8月26日に、グラングリーン大阪 北館 JAM BASEにて「Ecosystem Link#33」を開催いたしました。Ecosystem Linkでは、スタートアップ、事業会社の新規事業/オープンイノベーション担当者、金融機関、士業、行政、支援機関など、イノベーションに挑戦する方々が集い、情報や技術・知識等を共有し、自ら発信していくコミュニティであるIt's Sta.(Innovators & Trailblazers Synergy Station)のコンテンツの一つとして、スタートアップ・エコシステムに関するセッションと注目のスタートアップのピッチを行っています。
Ecosystem Linkはグラングリーン大阪の先行まちびらきに伴い中核機能施設「JAM BASE」にて毎月第2、第4火曜日に定例開催し、複数コンテンツを組み合わせたGathering Dayとすることで、U-FINOが目指す多様な属性のプレイヤーが集う、"ごちゃまぜ"を実現いたします。
第33回目となる今回は「大企業発の起業・越境から切り拓く未来」をテーマに、セッションとスタートアップピッチを通じて、越境人材が生み出すイノベーションの最前線に迫りました。
Session1では、関西電力・阪急阪神不動産といった大企業の現場担当者に加え、支援機関や自治体関係者が登壇。出向起業や社外兼務型の「side project」を実際に経験した登壇者たちが、越境の「個人にとっての学び」「組織への還元」「地域経済への貢献」といった多角的な価値を語り、関西から全国へ波及する越境支援の可能性が共有されました。
Session2では、NTTドコモと南海電鉄の新規事業担当者が、自社での起業支援制度やEIR(客員起業家)の取り組みを紹介。社内から生まれる新たな事業の芽をいかに育て、組織横断で事業化へとつなげるか。柔軟な働き方やスタートアップとの連携の中で生まれるリアルな課題と突破口が語られ、来場者の関心を集めました。
Session3では、出向起業・スピンアウト・副業などを経て起業したスタートアップ4社が登壇。製造現場DXを手掛けるGEMBA、医療機関の採用広報を支援するメドエックス、組織エンゲージメント向上を目指すモチベイジ、LINE活用のSaaSを展開するプラウドシンクなど、各社が独自の切り口で社会課題の解決に挑む事業をピッチしました。
U-FINOは引き続き、異なるバックグラウンドを有する多様な関係者が共創によりイノベーションを起こすためのオープンな対話を促進します。フラットな対話を通じて、地域を舞台にイノベーションを起こすための、目的の共創や仲間づくりを行う場づくりをすすめます。