2025年11月6日、グラングリーン大阪 北館 JAM BASEにて、一般社団法人うめきた未来イノベーション機構（U-FINO）とTMI総合法律事務所主催によるトークセッションを開催いたしました。

　本イベントは、「知的財産をもっと身近に」をテーマに、特許・商標の両分野を専門家がクロストーク形式で解説。会場には、スタートアップや企業のブランド・知財担当者など、多くの参加者が集まりました。

　第1部の特許セッションでは、根本浩弁護士と澤井光一弁理士が登壇し、国際的な特許紛争への実務対応を紹介。最新の判例をもとに、出願から訴訟までの戦略をわかりやすく解説しました。
　続く商標セッションでは、波田野晴朗弁護士と栗下清治弁理士が、模倣品対策や国際商標出願のポイントを説明。海外で増加する"Dupe"や"Lookalike"問題など、現場のリアルな事例を交えながら議論が展開されました。

　「法律」や「知的財産」というと難しく聞こえますが、本イベントは「専門知識よりも実務感」「理屈よりもリアル」を重視した構成で、知財をぐっと身近に感じられる時間となりました。スタートアップや事業成長を目指す企業にとって、知財は"攻めのビジネスツール"であることを改めて実感させるセッションでした。

　U-FINOは引き続き、異なるバックグラウンドを有する多様な関係者が共創によりイノベーションを起こすためのオープンな対話を促進します。フラットな対話を通じて、地域を舞台にイノベーションを起こすための、目的の共創や仲間づくりを行う場づくりをすすめます。