身にまとう情報処理であるウェアラブル・コンピューティングと先端素材であるスマートテキスタイル（スマテキ）の技術を融合し、睡眠の質や生活リズムといった健康状態を長期モニタリングしたり、事故や遭難の際の状況把握・救助といった日々の暮らしの安心・安全に寄与する、衣服やアクセサリ一体型インタフェース技術について、日本初の女子大工学部で取り組んできた豊富な実例を紹介する。女性の視点・生活者の視点で研究・開発されるデバイスの数々は、独創的なアイディアやデザインに優れ、インクルーシブで多様な社会の実現に貢献する新たな工学のあり方の一つを示している。