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ヘルスケア
大阪公立大学
腰痛対策のための体幹回旋制御サポーター
腰痛は経済的損失が非常に大きい社会課題です。腰痛の発症要因として,特に「回旋を伴う持ち上げ動作」が挙げられます。これまで、腰痛予防や治療のアプローチとして「持ち上げ動作」に着目し、体幹屈曲制限や伸展補助機能を持つ製品が数多く開発されてきましたが、十分な効果は得られていません。そこで、我々は「回旋動作」に焦点を当て、腰部から対側の肩に向かうベルト構造を持つ体幹回旋制御サポーターを開発しました。このサポーターによって体幹の回旋を抑制し,作業に必要な回旋角度は股関節の動きで自然と補われることから,腰部の負担軽減に繋がります。簡単に着用でき、今までにない回旋制御機能を提供する点で優位性があります。