①レクチャーパート：1970年万博から知る、2025年大阪関西万博・イノベーションとは？再生医療とは何か？
専門的な知識を身につけ、質の高いワークショップに繋げる。

 まず、①レクチャーパートにおいては、ワークショップに必要となる前提知識として、ロート製薬 広報・CSV推進部 徳永様 から「ロート製薬の万博出展参加について」、再生医療研究企画部 塚田様・黒木様から「再生医療の可能性」というテーマでレクチャーを実施していただきました。

 万博については、1970年大阪万博の様子を撮影した動画を見ることで、万博では世界中から人が集まり、未来のテクノロジーに触れることができる貴重な機会であると理解しました。再生医療については、今日に至るまでの薬の歴史であったり、再生医療の技術を用いてどのような研究が進められているのかをレクチャーいただきました。
現場で活躍されている専門家の方々から直接レクチャーを受けることで、短時間で知識を習得することができました。

②未来創造ワークショップ：再生医療を活用したアイデアとは？
再生医療が日常的になった2050年とは？

 ②未来創造ワークショップでは、「再生医療を活用したアイデアとは？」「再生医療が日常的になった2050年の1日は？」をテーマに5チームに分かれて議論を実施しました。第2回目に引き続き、ホワイトボードやふせんを使用して、自由にアイデアがでてくる環境を整えた上で議論を実施しました。

 「再生医療を活用したアイデアとは？」では、再生医療×〇〇をテーマにアイデア出しと全体発表を実施することで、馴染みのない再生医療という概念に慣れました。

 その後、発表・フィードバックを踏まえて、現在の1日の流れを書き出し、場面ごとに再生医療を掛け合わせることで、「再生医療が日常的になった2050年の1日」を考えました。

【アイデア例】
再生医療×素材開発：皮膚を作る技術を応用し、今までにない新素材を生む。
再生医療×ドリンク：腸活を応用して、細胞を飲んで治す。
再生医療×データ：健康データ(PHR)から、個々人に最適化した医薬品提供。
再生医療×モビリティ：運転中体を動かさない時間を活用した身体ケアサービス。

 ワーク中は、講師からのフィードバックの時間を設けることで、短い時間の中、馴染みのない分野においても、質の高いアウトプットを出せるよう工夫しました。

【参加者の声】
・場にいる全員が上下や背景などに捉われず自由に意見を言える空気感で、のびのびと未来について考えることができました！
・大学ではひとつの分野について深掘って考えていますが、他分野と掛け合わせて考えることで、分野の広がりをつかむことができました！
・描いた未来を実現していけるように、自分の分野から何ができるかを考え、日々の業務に活用していきたい！

 最後に、ロート製薬 徳永様から、「ライト兄弟も不可能と言われていたことに対して、挑戦し続けたからこそ、今の飛行機がある。ぜひみなさんも大きな構想を持って、挑戦していってほしい」という次世代を担う若者への激励をいただきました！

 今回も次世代のうめきたを担うZ世代/U30が、短期間で、プロから最新技術について学び・構想する機会を設けることができました。

 U-FINOは引き続き、異なるバックグラウンドを有する多様な関係者が、共創によりイノベーションを起こすためのオープンな対話を促進します。フラットな対話を通じて、地域を舞台にイノベーションを起こすための、共創の場づくりをすすめます。